9/15(土)の営業日記 の続きです。
昨日、9/14(日)の営業日記 で載せた必至問題なのですが、
実は後手に「ほかの最強の受け」がありました。
必死問題を、今日来たお客さんのKさんに、「昨日実戦で出た問題です」と
出題したのですが、
小学生常連のNくんが、「もっといい受けがある」と指摘してくれました。
それがこの図

私は実戦では △22角 と受けたのですが、
△44角 と受けるのが、「最強の受け」だそうです。
私はこの答えを知らないので、皆で「これは詰むのか?(詰まないと必至ではないので)」
とみんなで考えたのですが、結果はわからずじまい。
私が家に帰ってから、ソフトで解析してみました。
結果は、これは詰むそうです。
ということで、この問題は必至問題でした。
なんと 23手詰め。 ひえ~難しすぎる…。
それでは、詰み手順。
▲2五桂 △同 歩 ▲2四銀 △1二玉 ▲2二金
△同 角 ▲同飛成 △同 金 ▲同銀成 △同 玉 ▲3三金
△3一玉 ▲2二角 △2一玉 ▲1一角成 △同 玉 ▲1三香
△2一玉 ▲1二香成 △同 玉 ▲2三銀成 △2一玉 ▲2二金
まで 23手詰め。
図で解説すると、
▲2五桂~▲2四銀

▲2二金 から全部バラシて、からの ▲2二角

▲1一角成~▲1三香

▲1二香成 で、端に追いやって、▲2三銀成と銀が追いかけての詰み。
いや~、詰むのですね~。難しい…。
あと、Kさんとの対局の、感想戦での局面図。
私がなんとか勝ったのですが、「こんな手もある」と、感想戦を念入りにした結果、
私の玉のほうに「必至」がかかって、 桂馬打ち での詰みの局面になりました。

ここで私が勝つには、相手玉を詰ますしかないのですが、
何度やっても詰みがわからず。
「これは負けなのかな? でもこんなに駒があるのだから、詰むっぽいけど…」
と、何ともすっきりしない結果に。
これも家に帰ってソフト検討したところ、
やはり詰みがありました。
9手詰め。
あ~! このくらいのレベルの詰みはわからないとだめだ!
皆さんはわかりますか?
答え
▲7一銀 △同 玉 ▲6二銀 △同 玉 ▲5二金 △同 銀
▲7一銀 △7二玉 ▲6二金
まで 9手詰め。
図で解説すると、
▲7一銀 で 飛車筋に玉を入れて

からの、▲6二銀~ ▲5二金! で、守りの銀を上ずらせ
(私は、▲5二金 が読めず、詰まなかった。)

また ▲7一銀 から詰み。
いや~、詰将棋は、本当に強くならないとならないですね!
と痛感いたしました。
ということで、本日の営業日記は、2記事に分けましたが、
今日はこれまで! それではまた来週!