9/15(土)の営業日記 の続きその3
昨日の春日部将棋道場での、Kさん(初段くらい)との対局で、相振り飛車の将棋を棋譜をまだ覚えているので、投稿・解説しようと思います。
先手:Kさん
後手:私
相振り飛車で
石田流・金無双 対 右矢倉
の対局になりました。
Kさんが、「わからないところは、手を教えてほしい」ということで、私が結構読み筋を披露した指導将棋だったのですが、将棋の内容は、私の右矢倉は受け一方というかつぶされるだけの一方的な将棋だったので(苦笑)、棋譜を全部覚えていました。
ということで、動く棋譜を貼ります。
うーん、一方的ですね(苦笑)。
指しているときは、一生懸命で、あまりわからなかったかったことが、こうしてあらためて見ると、結構わかることも多いですね。
なんというか、相手の攻めに対して、素直に応じてしまった、「前のめりに攻めを受けてしまった」感じがします。
まあ、私の受けが弱いからなのですが、もっと自分の主張点を作らなければだめですね。
あと、相振り石田流に対して、右矢倉で対抗するのは、いいのでしょうか?
それとも悪いのでしょうか?
わからないのですが、右矢倉の銀で石田流の浮き飛車を圧迫できるかと思ったのですが…。
相振り飛車に詳しい方、どなたか教えてください(本気で)。
さて、棋譜の手の局面解説をします。
ソフト解析はしてないので、あくまで「私の棋力で判断した好手」などの解説です。
「好手に見えて、高段者・AI的には実は悪手」などもあるのかもしれませんが、そういうご批判は受け付けません(笑)
では
60手目の局面
先手、好調ながら、歩切れで、攻めが止まったか? な局面。
Kさんは、ここで手が止まったので、私もいっしょに考え、
私が 「攻めをつなげる3手1組」の手をみつけました。
それが ▲64角!

これは 歩・角交換の強襲ですが…
同金からの ▲73銀!

守りの金を上ずらせて、 これが 「詰めろ・金取り」で入るので、
攻めが成立するだろう、と読んだ手でした。
78手目の局面

相手(後手私)の飛車がここにいなければ、 ▲32金 から、「挟み撃ちの必至」なのですが…。
ということで、ここも私が考えた次の一手(やはり3手1組)
▲23銀!!

飛車を縦にずらしたい1手。
△同飛 にはできないので、 △42飛 と逃げる1手だが、
ここで、 ▲34銀成 で、 守りの角を狙って、攻めがつながる。
82手目の局面
後手は受けてばかりでも仕方ないので、一応攻めたのですが…。
ここで、私は 「▲44成銀 で、角を取るのかな?」 と思ったのですが、
Kさんは、それを超える(と個人的には思う) 妙手(3手1組)を指しました。
これには私も、なるほど、と思いました。
それが ▲53金!!

これは「詰めろ級」(厳密にはわからないけど、詰めろだろうと思う手)なので、
取る1手。
△同角で、「金のタダ捨て」なのですが、
これに ▲33成銀!!

桂馬を入手しつつ、敵玉の逃げ道を狭くする手。
これは、 ▲63桂からの「詰めろ」になってます。
感心しました。
こういう手が、見えなければだめなんだなぁ… とちょっと反省しました。
ということで、いかがだったでしょうか?
「これは好手っぽいな」という手をいくつか解説させていただきました。
Kさんは、初段くらいとのことですが、呑み込みが早い方で、
センスもよかったので、すぐ強くなりそうですね。
うらやましいです。
ということで、それではまた来週!