今日は、春日部将棋道場で席主代理をしてきた!
お客は6人。
席主と福田先生は、久喜将棋大会に行きましたが、成績はそこそこだった模様。
さて、道場では、みんなで仲良く将棋。
あと今日も、ご新規さんがいました。
お常連おじいさんのKさん(初段)とやったのですが、下の図に。
四間飛車(Kさん) 対 飯島流引き角戦法(私)。
銀が出てきたので、飛車を回ったのですが、
ここで、Kさんは、軽い妙手 △46歩!
角道を止めつつ、飛車をくぎ付けにする(飛車が横に行くと、と金ができるので)手。
ここで、まだ ▲同銀 がよかったのだが、
▲55歩 にしたところ(読みは △同角)、
△56銀!!
銀を捨てつつ、飛車先を通す妙手!
いや~、まったく読んでなくて、一本取られました。
実戦では、ここで と金 を作られて不利になり、そのまま押し切られて負け。
こうしてみると、▲55歩 でなく、 ▲同銀
ないし、 ▲44歩 の「焦点の歩」のほうがよかったです。
この手が見えるのは、Kさんさすが強い! と感服しました。
次は、Kさんとの2戦目。
手前先手が私、後手がKさん。
桂馬を打った局面。 13への脱出を防ぎつつ、
次の ▲26桂~ が厳しい。

ただし、ここで後手の手番。
後手がうまく指せば、後手が1手勝ちできそうですが…。
後手は、△49銀不成 から勝負!

△49銀成 なら「詰めろ」ですが、
それは ▲同銀 とされると続かず、
1手負けコースになると読んでのことでした。
▲26桂(詰めろ) の瞬間に、後手が詰ませれば勝ち、詰まなければ負けの手です。
ということで、△38銀成~△39金 で詰ませにいきますが…
▲28玉、△29金、▲同玉、△59龍、 に ▲39銀合。

これで王手は続かず。
△17桂には ▲28玉 で攻めは止まり、 先手勝ち。
手番を握っている後手が1手勝ちするかと思ったので、
感想戦でいろいろ並べてみるも、後手は勝てず。
ということで、家に帰ってAIで検討してみたところ、
やはり妙手がありました。
▲25桂に、 △39角!!

▲同金 △同銀不成 ▲18玉 △59龍。

馬に当てる手。そして
▲26桂(詰めろ) には、 △44金! と受ける。
▲同馬、△同飛で、34地点は紐がついているので、
▲34桂は 王手にならず、
後手勝ち。
ということで、後手勝ちかと思いきや、
ここで、先手にも切り返しが存在するらしい。
それが ▲35角!! 歩頭の角打ち!!!

△同歩 は ▲34桂 から詰みなのでできない。
この角は △17香、△44金、△24金 を受けつつ、
▲13銀 からの詰めろ の、しぶとい妙手だ。
これには
△17香 ▲同玉 で、 のちの △15歩 の当たりを強くしてから
(あと、△25桂 が実現したら王手になるように)、
△23歩 ▲同角 △23金 と受けて、

まだまだ互角で、先の長い将棋になるようだ。
とはいえ、▲35角 なんて 妙手は、私には1ミリも浮かばないので、
「後手よし」な感じ、と言ってよかっただろう。
ということで、本日の記事をおわります。
あさって9/23(火祝)は、私・田村が席主代理をします。
皆さん、ぜひ春日部将棋道場にお越しください~!