将棋ウォーズから☗先手2級の方と☖後手1級の方の1局から
☗先手の2一角に対して
☖後手が3二銀とした局面です。
ここで実戦では
☗先手は5三銀と指しましたが
☖31玉→☗3二角成り→☖同金となり
詰みを逃してしまいました。
☗先手の6二馬の右下の斜め利きを
自ら消してしまい、勿体なかったようです。
この局面では
☗4三銀!と打ち込む手がありました!
☖後手の3種類の対応手があります。
①☖同玉
②☖同銀
③☖3一玉
①☗5三金→☖4四玉→☗6三金→☖5五(四)玉→☗5六銀で詰み
②☗同角成り→☖同玉→☗4四銀→☖3二玉→☗3三銀成り
→☖同玉→☗4五桂(or2五桂)
③☗3二銀成り→☖同玉→☗同角成り→☖同玉→☗4三銀
→☖同玉→☗4四金→☖3二玉→☗3三金→☖同玉
→☗4五桂(or2五桂)(下盤図)
②は☖4一金がありますが
②、③共に持ち駒が金、銀で
☖2四玉と逃げると
③と同じ詰み筋になります。
☖2四玉→☗3三銀→☖1四玉→☗1五金→☖同玉
→☗1六歩→☖1四玉→☗→1五歩→☖2五玉→☗2六馬で詰み
☗6二馬が2六まで利きがあると
金、銀の持ち駒で
☗4五桂or☗2五桂で詰みの形になるのがポイントで
このような形を想像できると良いですね!
③の詰み筋が長いので
動く将棋盤で並べてみました。
寄せの形のパターンをたくさん知っていると
終盤の競り合いを制し、勝率が上がりますね。