将棋ウォーズ 初段への道 8
将棋ウォーズから☗先手1級の方と☖後手1級の方の1局から
☖後手の棒銀が成功しつつある局面
で後手がかなり優勢な状況です。
実戦では
このままでは☗先手は
☖後手の棒銀に
抑え込まれてしまうとみて
飛車先の歩(☗6四歩)と突いて来ました。
それに対し
後手は☖6四同角(上図)と応じて
数手後に飛車、角交換になりました。
今回は☖後手目線で検討して行きたいと
思います。
ソフト検討ですと
同角、同歩ほぼ評価値が
変わらないのですが
人間同士の対局では
ここでは
☖6四同歩をお薦めしたいと思います。
この局面の☖後手の対応の考え方ですが
判断材料はいくつかあります。
☖後手の☖6四同歩が
お薦めの理由として
私が思いつくことを挙げますと
①☗先手の飛車が捌ける
見込みがないので
ほぼ等価交換の角と
交換になるのは勿体ない
→☗先手に角を手持ちにされていると
両取りのリスクを伴う
②☖後手の棒銀が
成功確実(銀交換から竜を作る)ですが
まだ捌き切っていない
③☖後手玉の方が薄く、戦地から近い
人間同士の対局ですと
局面が有利や優勢の場合は
駒得にならない
大駒の等価交換で
相手に攻め駒や
「失っていたやる気」(笑)
を与えないほうが
勝ち易さに繋がることが多いようです。