こんにちは。
プロの将棋を解析していたら、面白い次の一手問題を見つけました。
ということで、今回は第4弾です。

金井恒太 六段 vs. 石田直裕 六段 第84期順位戦C級2組10回戦 より

先手(金井)の正着を答えよ。 超難問。

 

 

まず、この局面の考え方。
先手玉は、次に △79銀 からの「詰めろ」です。
単に「詰めろ逃れ」(詰めろ解除)だと、また詰めろでからみつかれてしまうので、
ここで詰ますか、「詰めろ逃れの詰めろ」の手で、攻守を逆転するしかないです。

本譜は ▲52成香 と詰ませにいきましたが、詰みはなしでした。
△72玉 と逃げた手が、後手陣は、飛車角の守りが働いてしまいます。

ということで、ここは「詰めろ逃れの詰めろ」をかけたいのですが、わかりますか…?

 

正解は    ▲76桂!!!!!


この手が「詰めろ逃れの詰めろ」でした。
飛車の自玉への縦の利きを遮断し(詰めろ逃れ)、
▲54桂 からの7手詰めです(詰めろ)。
△72玉、▲82金、△73玉、▲81金 のときに、△84玉と上に逃げられないのですね。
76桂 が利いているので。

そして、後手は、75の飛車が横にずれると、▲73金から詰まされてしまいます。
そこで後手は、△76金 と、桂馬をはずします。
この手も「詰めろ逃れの詰めろ」です。

ですが、▲76同銀 が、さらに「詰めろ逃れの詰めろ」!!


金を2枚手にしたので、
▲73金、△同飛、▲82金まで。
「退路に捨てよ」で、△73同飛 で退路封鎖します。

 

ちなみに、△76金 ではなく、△65金 と銀を取る手は、
「詰めろ」になっていません。
これには ▲51成香!!!


角を取る手が「詰めろ」で、先手勝ちです。
△76飛 なら、▲53角~▲73歩、△同飛(やはり退路封鎖)から。

 

いや~、すごい手もあったものですね!!
初見で ▲76桂 を発見できる方が、果たしてどれだけいるのでしょうか?

いかがだったでしょうか。
また気になる局面があったら、次の一手問題を出したいと思います~