前回の記事、「居飛車穴熊 対 コーヤン流(別名:中田功XP)」の、続きです。

イビ穴 対 コーヤン流! 藤井聡太の新手、コーヤン流破り!

△55歩に 中田先生が ▲67飛 と辛抱した局面。


これにも、△86歩 から飛車先突破を狙います。
実戦では、△86歩、▲同歩、△55歩、▲同銀、△86角、▲66角、△95角


△86角に、▲66角 とかわすのは、やはり先手は角交換はできないのですね。
後手は、「硬いうえにスキがない」ですからね。
△95角 は、飛車先を通した手。

先手はなんとか、▲14歩~△13同香 と味付けしてから、
▲87歩 と受けましたが、

△88歩! が継続手で、攻めがつながります。


▲77桂 では、飛車が成り込まれてしまうので失敗。
▲88同角 は、△86歩、▲同歩、△同飛 で


▲87歩 には、△76飛 で十字飛車、
▲77角 には、△84角(王手) が先手になり、△89飛成 で後手優勢になる。

本譜では、仕方がないので、▲25桂 と攻めて、89の桂馬を取らせる方針にしましたが、ここから徐々に、差が開いていったようです。

 

その後の中田先生のコーヤン流なのですが、第45期棋王戦予選の対澤田真吾戦(2019年4月17日)で、

後手番でコーヤン流を用いて、▲55歩に
△62銀引き!  という新手を出したそうです。


意味としては、▲54歩 のときの当たりをあらかじめ避けた意味です。
これで「絶対的によくなる」という手ではないそうですが、中田先生の気概を感じる手ですね。
この将棋は、難解な中終盤になり、最後に中田先生が逆転勝ちしたそうです。
この対局の棋譜はyoutube、「徹底解説!将棋の定跡」Chさんにあります。

将棋 棋譜並べ ▲澤田真吾六段 △中田 功八段 第45期棋王戦 予選「dolphin」の棋譜解析 三間飛車

 

あと、コーヤン流に対する、「藤井新手△55歩」に対しては、
▲25桂!  も候補手になるのでは、とのこと。


お相手の攻めは受けきれない可能性が高いので、攻めに活路を見出すのですね。

 

ということで、コーヤン流に対する「藤井新手△55歩」周りの記事でした。
実戦での考え方のコツやポイントが詰まっていて、勉強になりました。