こんにちは。
プロの将棋を棋譜並べして解析していたら、面白い次の一手問題を見つけました。
ということで、今回は第7弾です。
今回は、女流棋戦より3問です。 どうぞ

 

問題1
高浜愛子 女流初段 vs. 磯谷祐維 女流初段 リコー杯第16期女流王座戦 二次予選 より
図は先後逆。


後手・磯谷得意の右玉に対し、先手・高浜は振り穴を採用。
右玉に穴熊は、右玉から端攻めをもろに喰らうので、相性が悪いのですが…。
本譜もやはり端攻めを喰らって、後手ペースに。
さて、ここの図で、後手のハッとする次の一手は?

 

答え  △16香!


▲同金 には、△27銀 の「タスキの銀」で両取りですね。
これには、はっとしました。
先手は、▲28玉 と 金に紐付けましたが、金を取られて痛いです。

 

 

問題2
加藤結李愛 女流二段 vs. 伊藤沙恵 女流四段 リコー杯第16期女流王座戦 二次予選 より
図は先後逆。


先手・加藤が「歩頭に金打ち」で、飛車取りをかけてきたところ。
そこで、後手・伊藤の次の一手は?

 

答え   △69銀!


先手玉の逃げ道を防ぐ銀打ち! しかも「△89馬からの 詰めろ」です。
これには ▲79角 と逃げ道を作る一手になります。
こうやって、玉を包囲していき、詰めろでペースを握っていくのは、参考になります。

 

 

問題3  難問
さきほどの3手後


本譜はここで、△78馬 としましたが、
AIによると、もっと厳しい最善手が他にありました。
なんでしょうか?

 

 

答え   △67桂!!


これは「△78馬の 詰めろ」。
なので、これは ▲同金 と取るのですが、
△78銀不成! で詰めろ。


先手は金を逃げて ▲66金、△79馬、▲58玉、△46馬!


先手玉を包囲しつつ、後手玉を縛っている、8二の金取りです。
▲41金と、飛車を取ったら、△82馬で、自玉は安全。
この金が取られないように、▲83金 と逃げたら、
△47角~△61銀不成!


△58銀成 からの詰めろですね。
後手勝ちはゆるがないようです。

ということで、△67桂 以下の変化が面白かったので、紹介してみました。
これが見えれば、相当強いと思います。

では、いかがだったでしょうか。
また気になる局面があったら、次の一手問題を出したいと思います。