【棋譜並べ】 プロから学ぶ定跡・へなちょこ急戦対策
こんにちは。
プロの将棋を棋譜並べしていたら、
「後手三間飛車 対 へなちょこ急戦」の序盤定跡の対局があり、面白かったのでその勉強。
脇田菜々子 女流初段 vs. 砂原 奏 女流2級 ヒューリック杯第6期白玲戦 女流順位戦D級8回戦 より
さっそく、動く棋譜で見てください。
後手・三間飛車の、対・へな急「つばめ返し」ですね。
後手三間飛車は、△42銀型で待機して、
居飛車の角交換・▲33角成 に △同飛! と取ります。
居飛車の角交換・▲33角成 に △同飛! と取ります。

なお、▲33角成 に △同銀 と取る形もあって、これは将棋配信者のマントさんが
押してる形(マント流)です。
この△同飛ととるのは、私は
棋書「現代振り飛車ってこういうこと 三間飛車・四間飛車編」(青嶋未来、 山本博志)で読んだことがあります。
プロの研究発なのでしょうか?
棋書「現代振り飛車ってこういうこと 三間飛車・四間飛車編」(青嶋未来、 山本博志)で読んだことがあります。
プロの研究発なのでしょうか?
さて、角交換後の ▲66角 に、△35歩 と桂頭を狙い、

▲24飛の 居飛車の飛車さばきも、△23歩 で抑え込みます。

▲25飛 には、△14角! と好位置の角打ち。

▲45桂、△35飛~、△47歩 の焦点の歩の叩き が絶品。
▲同金とさせて、形を乱します。

そして、相手に▲11角成 とされないように、△33桂 と桂馬をさばきます。
ここまでくれば、評価値的には低いとされる「後手振り飛車」にしては、
非常によくやってるのではないでしょうか?
今度、へなちょこ急戦には、この戦法をやってみるかな?
本譜は 飛車交換後の、 △49飛 の先着飛車おろしに、▲59飛合 と飛車合いされ、

△同飛成 と交換しましたが、
ここは △69角成 と、金を取るほうが勝ったそうです。
そして、大きく評価値が動いたのはこの局面。

振り飛車は、ここで△25桂 と、金取り(はかわされるので、実質は17の歩取り)に
しましたが、悪手。
ここのAI最善手は、△44桂 でした。

次に△56桂 で、銀取りです。48の銀は、飛車筋なので動けないので、
これなら後手よしだったでしょう。
三間飛車党はおそらく全員が、へなちょこ急戦に苦心しているはずなので、
このへな急対策は参考になると思いました。
では、それでは、また今度!