9/26(土)の営業日記 先週の将棋より次の一手
今日、常連のKさんが、先週の春日部道場での対局を、解析して次の一手問題を
持ってきてくれました。
春日部道場には、後ろの壁に大盤があるので、そこで並べてくれました。
常連Kさん(先手) 対 遠方のKさん(後手)

▲41角に、受けずに △69銀 と攻めてきた局面。
ここの正着は、△62銀 と受ける手なのですが、すでに後手が悪いです。
とりあえず攻め合いに活路を求めたというところでしょうか。
先手は優勢なので、ここはとりあえず▲63角成 とするのが自然に見えますが、
AIで解析したところ、これは次善手でした。
次善手でも優勢に変わりはありませんが、 ここの局面のAI最善手は何でしょうか?
という問題を、Kさんが出題してくれて、皆で考えました。
何でしょう?
人間的には読みづらい手でした。
答えは ▲84桂! の王手

これ、見えた人いるんですかね…?
桂馬を取らずに、△82玉と逃げると、
▲7一馬 △同 玉 ▲7二銀△8二玉
▲8一銀成 △同 玉 ▲6三角成 まで 7手詰め

銀・桂を取って、41の角を成っての詰みです。
また、自然な △84同歩 には、

▲63角成 に、
銀を取られないように△82玉 と逃げると、

▲7一馬 △同 玉 ▲7二銀 △8二玉 ▲8三歩 !(図)△9二玉
▲8一銀不成 △8三玉 ▲7五桂 △9四玉 ▲9五歩
まで11手詰め。
なんと、△84同歩 で開いたスペースに歩が打てるので詰み。

そのための桂打ちなのか…。
金・銀を持っていれば、▲84桂打 は強い人なら読める人もいるかもですが、
歩打ちなのは、気づきづらいところでしょう。
▲63角成 には、△83玉 が正着なのですが、
▲71馬 で、次に ▲72馬引 からの必至。

ここから後手の王手ラッシュが来ますが、先手が渡した駒は桂馬だけなので、
詰みはありません。
△58龍 には、▲39玉 と引いて逃げれば勝ち。
ということで、 ▲84桂には △同龍 が最善なのですが、

玉に迫る脅威が、逸れてしまったので、見るからに先手優勢でしょう。
一応、ここからを述べると、
▲6三角成 △8二玉 ▲7一馬 △同 玉 ▲7二銀 △8二玉
▲8一銀成 △9二玉 ▲7二馬 (必至)、
△5八銀成 ▲同 玉 △8八龍 ▲6八桂合

▲7二馬 までの必至をかけて、△8八龍 には、安い桂合 で詰みなし、で勝ち。
面白い手もあったものだなぁ、と思いました。
Kさん、出題ありがとうございました。
では、それではまた今度!