幻想四間飛車(腰掛銀四間飛車) 対 居飛車
「幻想四間飛車」という戦法がある。
腰掛銀型の四間飛車で、居飛車穴熊や銀冠に、四間飛車が銀・桂・角で
▲45歩 から 攻める戦法。
しかし基本的には、この四間飛車の攻めは、居飛車側が受けきることができるらしい。
プロでは基本的には見かけないものの、アマチュア(特に初段前後)では居飛車穴熊に組むと、結構な頻度で、やられる戦法だと思う。
幻想四間飛車に結構やられたので、今回はその対策。
相手の仕掛けの局面を、AIで対策したい。
(とりとめのない記事になるかもしれんけど…)
幻想四間飛車の ▲45歩への対応は、
1・居飛車側の穴熊(銀冠)の連結がいいかどうか。
連結がいいなら、角交換の攻めに耐えられる。
2.四間飛車側が「▲28玉」型か、「▲39玉型」なのかどうか。
つまり「将来的に、居飛車は △55角 が王手で入るか」どうか。
四間飛車側が「▲28玉」型 なら、△55角 は急所で入るので、
居飛車側は積極的に角交換をしたい。
で、変わるようだ。
まず、単純な、
① 四間飛車側が「▲28玉」型 で、居飛車の「連結もよい穴熊」の場合。

これは、居飛車としては「角交換大歓迎」である。
△45同歩、▲同桂、△77角成 で角交換して優勢。

△42銀 と逃げれば、
▲62飛 の走りには、△45銀 と 桂馬をちぎって、△55角 が王手飛車。
ということで、動く棋譜
これは、なんなく居飛車勝てるだろう。
② 四間飛車側が「▲39玉」で攻めてきたらどうか。
1手早いので、△43金 が入っておらず、△52金 と浮いているのが、気になる。

これには、△43金、▲同歩、△44角 で、角交換に応じる。

▲同角 に、△44同金 とするのがポイント。

△44同銀 では、飛車を走られてしまう。
当然▲71角 だが、△52飛 で受ける。
この定跡では、飛車は受け駒になって、とにかく「受け主体」になるようだ。
動く棋譜
やはり、四間飛車が「▲39玉」だと、藤井システム調で、攻めっ気のある振り飛車になるのか。
居飛車は、これを受けつつ攻める、ということで難易度は上がる。
③ 居飛車側が連結のよい銀冠、四間飛車側が「▲28玉」型 の場合

これも、居飛車としては「角交換歓迎」なので、△45同歩で応じる。
ただし、飛車が走れるように、△86歩 の 突き捨てを入れてからだ。

こちら居飛車から角交換をした場合、銀冠なので、穴熊のときと違って、
玉のコビンが開いてることに注意。
角のラインで王手を食らわないように気をつけること。
なので、端攻めから攻めるようだ。
①のときと違って、銀で桂馬を食いちぎることはできない。
△45銀には、▲同銀 とせずに、△66角 の王手がやっかい。

動く棋譜
穴熊のときよりも、受けの重要度は増すのかもしれない。
しかし、受けきれれば勝てるはず…。
ということで、いかがだっただろうか?
今回は、居飛車が「角交換に応じられる」3パターンをみてきた。
次回の記事では、「角交換に応じられない」パターンをみていきたい。
<<以下追記>>
…と思って、
四間飛車側が「▲39玉」型、さらに高美濃に組まず美濃囲いで速攻攻め のときを、
居飛車が穴熊、銀冠のときと、AI解析かけてみたのだが…。
穴熊の場合は、四間飛車は「藤井システム」っぽい攻めなので、受けきるのが容易でない。
銀冠の場合は、特に先手四間飛車の場合は、受けきるのが容易でない。
さらに、飛車先の歩の突き捨てや、銀冠上部への歩の攻めなど、いろいろ攻め筋の分岐があって、
到底、居飛車が暗記して覚えきるのは無理…。
だと思ったので、「角交換に応じられない」パターンの記事は、
今の私には書けませんでした。 ごめんね!
ということで、「▲39玉」型の「幻想四間飛車」は、本当に難敵。
という結論をもって、この記事は終わります。
いやー、いろいろと調べてわかったけど、将棋って、
「序盤勝ち」とされていても、全然容易ではない のねえ~…。
勉強になりました。
それではまた。